Windows Vista UAC 無効化　プログラムの管理者権限での実行

UAC は、Windows Vista で導入された、邪魔だのウザイだの散々言われている不遇な新機能です。

UAC とは、ウイルスやスパイウェアなど悪意のあるソフトウェアを勝手にインストールされたり、知らない間に勝手にコンピュータの設定を変更されたりしないように、何か変更があった時に、管理者（ユーザー）に確認をとるという機能です。

セキュリティ的には良いですが、ユーザーが何か操作する度に、「ユーザーアカウント制御　続行するにはあなたの許可が必要です。あなたが開始した操作である場合は、続行してください。」と頻繁に出てわずらわしいので、今までの Windows に使い慣れたユーザーには、大抵不評のようです。

UAC はセキュリティ的には良いのですが、いちいち「続行」を押すのが面倒だ、という人の為に、UAC を無効にする方法があります。

Windows Vista UAC の無効化設定

あとで、UAC を有効に戻したくなった時には、２）で、チェックを入れてください。

Windows Vista に管理者ユーザーでログオンしているのに、操作が出来ない場合があります。

管理者でログオンしていても、標準ユーザー権限でプログラムが実行されている為である可能性があります。

そのような時には、管理者モードでプログラムを実行してみましょう。

１）プログラムを右クリックし、右クリックメニューを表示します。

２）「管理者として実行」を選択してプログラムを起動します。

上記方法で、一時的に管理者権限でプログラムを実行することができます。
常に管理者権限で実行したい時には、以下の方法を試してみましょう。

１）プログラムを右クリックし、右クリックメニューから、「プロパティ」を選択します。
　「プロパティ」ウインドウが表示されます。

２）「互換性」タブをクリックしてください。
　「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、ウインドウを閉じて下さい。

Windows Vista のユーザーの種類には、標準ユーザー と 管理者ユーザー の２種類があります。

標準ユーザーは、普通に使用する為のユーザーで、管理者ユーザーは、コンピュータの設定の変更や、他のユーザーの設定の変更などを行う為の、全ての機能を使えるユーザーです。

標準ユーザー で使用していたが不便を感じるので、管理者ユーザーに変更したい、という時には、以下の方法で行うことが可能です。

ただ、標準ユーザーでログオンしている時には、変更を行うことが出来ません。

その為、ユーザーの設定変更を行う時には、一度ログオフし、管理者ユーザーでログオンしなおしてから、設定を変更しましょう。

１）「コントロールパネル」「ユーザーアカウント」をクリックしてください。
　「ユーザーアカウント」のウインドウが表示されます。

２）「別のアカウントの管理」をクリックしてください。
　登録されているアカウントの一覧が表示されますので、設定を変更したいアカウントを選択して下さい。

３）「アカウントの種類の変更」をクリックしてください。
　「標準ユーザー」か「管理者」が選択できますので、「管理者」にチェックを入れ、「アカウントの種類の変更」をクリックしてください。（ここで「アカウントの種類の変更」のボタンが無効になっていて押せない場合は、現在ログオンしているユーザーが、管理者ユーザーではない可能性があります）

Windows Vista は良く使いづらいと言われています。

ですが、今後は 主流が XP から Vista へ少しずつ変わっていく可能性が高いです。
XP 好きな人も、そろそろ Windows Vista について、少し勉強した方が良い時期にきているのかもしれませんね。
（Vista を飛ばして Windows 7 にするよ！　という人も多そうですが…）