コンピュータが遅いときには メモリ編


コンピュータが遅いのには色々原因が考えられますが、その中でもメモリ搭載量はかなり重要です。
OS には推奨メモリがありますが、実際に快適に使用するには、推奨メモリ以上のメモリが必要だと思います。
搭載メモリが少ないと頻繁にスワップ(足りないメモリの代わりにHDDを利用)が発生し、動作の遅くなる原因となります。

快適に使用するのなら、Windows XP なら、最低 512MB、Windows Vista なら、最低 1G 以上のメモリは必要なのでは無いでしょうか?

コンピュータの動作が遅いといった時に、CPUなどをグレードアップするよりも、メモリを増設した方が体感速度が上がる事が良くあります。
動作が遅い!と感じたら、まずはメモリを疑ってみましょう。

では、メモリが足りているかどうかを「タスクマネージャ」から確認してみましょう。

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タスクマネージャとは 起動方法


「タスクマネージャ」とは、実行中のプログラムの状態を確認したり、強制的に終了させることの出来るソフトウェアです。
また、CPU利用率や、メモリ使用状況、ネットワーク使用率なども確認する事が出来ます。

「タスクマネージャ」の起動方法はいくつかあります。
下記のいずれの方法でも「タスクマネージャ」を起動する事ができます。

・「ファイル名を指定して実行」から taskmgr と入力し「OK」をクリックする。
・タスクバーの何も無いところで、右クリックメニューを開き、「タスクマネージャ」を選択する。
・「Ctrl」+「Shift」+「ESC」キーを押す。
・「Ctrl」+「Alt」+「Del」キーを押し、表示されたメニューから「タスクマネージャ」を選択する。

便利なタスクマネージャ SlightTaskManager

Windows 標準のタスクマネージャは、現在起動しているプログラムの名前は確認する事が出来ますが、そのプログラムのある場所(フォルダ)までは表示してくれません。
ウイルスなど、怪しいプログラムが動作していないか調べる時には、そのプログラムがどの場所にあるかを確認したい時があります。
そんな時に便利なのが、フリーソフトのタスクマネージャ SlightTaskManager です。
このソフトは、現在起動中のプログラムの場所まで表示してくれます。

SlightTaskManager(http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se321985.html)

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タスクマネージャの使い方 メモリ使用状況の確認


「タスクマネージャ」を起動したら、「パフォーマンス」タブを開いて見ましょう。

taskmanager
タスクマネージャのパフォーマンスタブを開いたところ。
現在のメモリ使用量などが確認できる。


ここの「PF使用量」(メモリ使用量と表示されている場合もあります)が、現在使用しているメモリ量です。

次に、物理メモリの合計を確認してみましょう。

ここで、物理メモリよりも、多くメモリを使用している場合は、メモリ不足でコンピュータの動作が遅くなっている可能性があります。

なお、「PF使用量」は MB 「物理メモリ合計」は KB と、表示されている単位が異なりますので、注意しましょう。
(大雑把に見るのなら、物理メモリ合計の末尾3桁をとってみましょう)

写真では、約 452 MB のメモリを使用していて、物理メモリは、約 514 MB (実際は 512 MB ですが…)ありますので、一応は足りている、という状況です。

確認してみて、もしメモリ使用量の方が多かった場合は、メモリを多く使用している常駐プログラムを終了するか、メモリの増設を検討しましょう。

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