無料で使えるウイルス対策 Microsoft Security Essentials（MSE）

Microsoft Security Essentials (マイクロソフトセキュリティエッセンシャルズ）は、マイクロソフトが無料で提供しているウイルス対策ソフトです。

市販のセキュリティ総合ソフトと違い、ウイルス対策のみで、パーソナルファイヤーウォールや、迷惑メール対策機能などはありませんが、サブＰＣなどはこれで十分かもしれませんね。

対応ＯＳが、Windows XP、Windows Vista、Windows 7 とちょっと新し目なものだけなのが残念ですね。

肝心の検知率ですが、無料の割には評判が良いようです。

最初から日本語化もされており、入手も簡単、軽く使い勝手も良い、何より無料という事で、今後の無料アンチウイルスソフトのスタンダードになっていくかもしれませんね。

まずは、マイクロソフトの配布ページより、インストールプログラムをダウンロードしましょう。

http://www.microsoft.com/security_essentials/ から、「今すくダウンロード」をクリックして、今すぐダウンロードしましょう！
忙しければ、別に後でも構いません。

インストールは簡単です。

ダウンロードしたセットアッププログラムを実行すると、インストールウイザードが開始されますので、「次へ」を押して進んでいきましょう。



インストール時にエラーが発生した場合は、マイクロソフトのホームページから「Windows Installer 4.5 Redistributable - 日本語」をインストールすると、正常にインストールする事が出来る事が多いようです。

「Windows Installer 4.5 Redistributable - 日本語」
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=5A58B56F-60B6-4412-95B9-54D056D6F9F4&displaylang=ja

Microsoft Security Essentials (MSE）の使い方は簡単です。

■「ホーム」タブ
「今すぐスキャン」をクリックするとウイルススキャンが始まります。



スキャンのオプションで、スキャンする範囲を選択する事が可能です。

「クイックスキャン」……Windows のシステムフォルダやデスクトップなど、重要なところだけスキャンします。通常はこれで良いでしょう。

「フルスキャン」……コンピュータの完全スキャンです。時間のある時やたまに行うと良いでしょう。

「カスタムスキャン」……自分でスキャンするドライブやフォルダを選択します。ファイル単位では選択できないようです。ファイル単位でスキャンしたい場合は、ファイルを選択し、Windows の右クリックメニューから「Microsoft Security Essentials でスキャンします...」でスキャンしましょう。

■「更新」タブ
ウイルス定義ファイルを更新したり、定義ファイルの作成日時を確認できます。



定義ファイルは、不定期？に自動アップデートされているようですが、「今すぐ更新」で定義ファイルを手動でアップデート可能です。
スキャンを実行する前には、一度更新を実行しておくと良いでしょう。

■「履歴」タブ
いつ、どんなウイルスが見つかって、どんな処理をしたのかなど、活動履歴が確認できます。

■「設定」タブ
スキャンスケジュールや、ウイルスを検出した時の動作など、細かい設定を行う事が出来ます。

デフォルトで、「フルスキャン」時に「リムーバブルドライブをスキャンする」のチェックが外れているので、いれておいた方が良いかもしれません。

Microsoft SpyNet の中に、ちょっと気になる項目が…

「基本メンバーシップ」か「上級メンバーシップ」が選択できるのですが、どちらも説明に、

「場合によっては、個人情報が意図せず Microsoft に送信されることもありますが、この情報を使って Microsoft が個人を特定したり、連絡したりすることはありません。」

って記載がありますね…

…個人的には、「オフ」にするの選択肢を増やして欲しいところです。
最新版(2011/04/12現在)では、「SpyNetに参加しない」が選択できるようにバージョンアップされているようです。