プリンタを共有してみよう


家庭内LANが普及し、家庭に複数台のコンピュータがあるのが当たり前になりました。
複数台のコンピュータに、それぞれプリンタを用意するのは大変ですね。
1台のプリンタを、複数のコンピュータで使用出来るようにプリンタを共有してみましょう。

1台のプリンタを共有するにはどうすれば良いでしょうか?

それぞれのコンピュータが印刷をしようとした時に、その印刷要求を受け付け、実際に印刷をしてくれる役目を持ったコンピュータが必要です。

その役目をもったコンピュータを、「プリントサーバ(print server)」と呼びます。
印刷を、サービスしてくれるから、print server 、そのままですね。

プリントサーバの役目は、普通のコンピュータにさせる事も出来ます。
また、プリントサーバ専用の機械を購入するという方法もあります。

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Windows で、プリンタを共有してみよう


まずは、普通の Windows マシンをプリントサーバにしてみましょう。

最初に、プリントサーバの役目をするコンピュータに、共有したいプリンタを接続、インストールします。(既に、プリンタが印刷出来る状態になっているのなら、プリンタのインストールは省略して下さい)

他のコンピュータから印刷を出来るようにする前に、まず自分自身が印刷出来るようにしないといけないですね。

普通にプリンタの接続とインストールを行い、コンピュータにプリンタを登録しましょう。
正常にプリンタのインストールが完了すれば、「プリンタとFAX」に、プリンタが登録されているはずです。

念の為にテストページを印刷してみて、プリントサーバとなるコンピュータから正常に印刷出来る事を確認してみましょう。

次に、プリンタの共有を行います。

「プリンタとFAX」の、登録されているプリンタから、共有したいプリンタを選択し、右クリックメニューを開き、「共有」を選択します。
プリンタのプロパティウインドウが開き、「共有」の設定画面が表示されます。

「このプリンタを共有しない」から、「このプリンタを共有する」にチェックを変更し、「共有名」を入力します。
(共有名はなんでもかまいません。他のコンピュータから見えるプリンタの名前になります)

設定したら、「適用」「OK」でウインドウを閉じましょう。

プリンタのアイコンに、手のマークがついていれば共有完了です。

共有が出来ると、他のコンピュータからそのプリンタが見えるようになりますので、他のコンピュータにも、そのプリンタをインストールしましょう。(マイネットワークなどから探してみましょう)

印刷出来ない、他のコンピュータから共有プリンタが見えない、という時には、以下の事を確認しましょう。

・ファイヤーウォールで「プリンタの共有」は許可されていますか?

なお、他のコンピュータが印刷をかけた時には、プリントサーバとなっているコンピュータの電源は入っている必要があります。

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もっと便利なプリントサーバ


普通のコンピュータでも、共有設定すればプリントサーバとして使用する事は出来ました。

ですが、プリントサーバは、他のコンピュータから印刷をかけた時に電源が入っている必要があります。
その為、プリントサーバとなるコンピュータは、常時電源を入れておくか、他のコンピュータが印刷をかける前に、電源を入れなければなりません。

常時電源を入れておくと電気代がかかりそうですし、印刷前にわざわざ電源を入れるのも面倒ですね。

そんな時の為に、プリントサーバ専用の小型の機械が発売されています。
これは、常時電源を入れておくタイプの小型の機械です。

頻繁に共有プリンタを使用するのなら、専用のプリントサーバを購入した方がいいですね。

プリントサーバは、バッファローやコレガといったメーカーから、10,000円前後で発売されています。

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